遺産相続は少額でもきちんと生前に目安を

遺産相続は、2千万円から3千万円くらいの額であっても、当該本人が生前にきちんと分割のための方針などを決めておき、できれば関係する人たちに知らしめ、了解させておくことが大事です。1億円を超えるような遺産相続の場合は、トラブルを回避しようという頭が自然と働くので、公正証書の対応などをはじめ、ある程度の手立てをしておく人が多いのですが、実はトラブルが起きやすいのは少額であっても、100万円多いか少ないかくらいが、厄介なことに揉め事になるケースが多いのです。背景としては、関係する全員がそれほど豊かな生活をしていないことから来るからです。したがって、逆説的ですが、少額財産の場合ほど遺産相続に関することを生前にきちんと目安を立てておく必要があるというものです。

財産だけでなく、先祖代々のお墓があれば、それを守っていくのは誰なのか、また同じく土地や家があれば、それを受け継ぎ、次の世代にバトンタッチするのは誰なのかなど、一家の行く末を意識して、守る役割を誰が担うのかなどはとても重要なことです。お墓を守るにしても、夏には草などが茂りますし、お寺さんへの付届けやなにやかやでお金もかかります。土地や家も、住むのに便利で立派なものであればともかく、都心から離れているところのもので、保守のための費用や、固定資産税などでお金がかかっても、守らなければならないといったこともあるでしょう。こうした守る役割などを明確にし、そのためにかかる費用なども見積り、その上で財産の分割をトラブルのないようにしておくことが肝要なのです。

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