おせちを正月に食べる意味とは

日本では特定の時期になると食べる料理が存在していて、春の七草を使った七草がゆや中秋の名月に食べる月見団子などがあります。
これらの食べ物は夏場の丑の日に食べる鰻のように、単なる飲食店のイベントで食べられるようになったものもありますが、古来より継続して続いている慣習については、多くのケースで根拠がある場合が少なくありません。

しっかりとしたおせちが一般的になってきました。

その中でも正月に食べるおせちやお雑煮は理由が明確にあって、現代ではその意味について理解する人は減少していますが、それでる続いているのは意味がある行動だとわかっているからです。


正月は一年の始まりであり、旧年に起きた厄災などは全て振り払い、新たな門出で一年を祝うという意識が高まっています。
そのため、食べ物でも一年の吉兆を願って縁起を担ぐ場合が多く、おせちもこのような新年を祝って無事に過ごせることを願って食べられるようになっています。



おせちの起源については江戸時代から始まったという説が有力であり、冬場なので当時は食材の確保が難しい頃だったため、保存ができる食材を秋から貯めておいて使うというのが一般的でした。これは使われている食材を見ればわかりますが、魚介類以外は根菜類や穀物が多くなっていて、食べ物に苦労する時に長く保存できるものを使って冬を過ごすという意味合いがあります。
また、食べ物の名前から縁起がいいと考えられているものを中心にすることで、無病息災のご利益も受けたいという意向も働いていたのは間違いありません。



現在は古来より伝わる形式に関係なく、外国の料理を使う場合もあります。これは本来の意味からは逸脱していますが、それでも古き良き慣習を伝えるということからは、形式に関係無く行っていくことが大切だと言えるでしょう。